レストレーションアジアに参加してきました。
更新日:2017.09.24
福岡で開催された「レストレーションアジア」は、アジア各国の映画保存に関わる技術者やアーキビストが集結する映画保存のシンポジウム。福岡市民図書館のバックヤードツアーの最後に上映された、戦前の海水浴客を映したホームムービーに釘付けになりました。それはまさに会場である図書館界隈のかつての姿だという。今はビルやマンションが整然と立ち並び、その面影はまるで無い。80年前のフィルムが語るものは、「豊かさとな何か?」ということ。映画保存の役割の一つはその問題提起にある。イメージ(想像の世界)ではなく現実としてそこにあったことを示していることの意味。多くの人に触れてほしい映像である。